
2025/04/08
ソーシャルリスニングによるトレンド分析
SNSのデータを収集する方法とは?具体的な活用例やツールの選び方も解説
現代の企業にとってSNSにおける投稿データの収集・分析は、マーケティング戦略の立案や炎上リスクへの対策に不可欠といえます。SNSのデータ利用では、規約で禁止されている行為に注意するとともに、データ取得に利用するツールの選び方も大切です。
本記事では、企業がSNSでデータ収集・分析を行うメリットや主な収集方法と禁止行為、注意点、データの活用方法、ツールの選び方などを解説します。SNSにあるユーザーの声をマーケティング施策や炎上リスク対策に活用したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
- 企業によるSNSデータの収集には、ユーザーの意見や市場のトレンドを把握したり、競合他社を分析できたりするメリットがある
- SNS上でデータを収集するには、APIや専用ツールの利用、業者からの購入、Webスクレイピングなどの方法がある
- WebスクレイピングはSNSの規約違反になる恐れがあるため避ける必要があり、活用するならAPIがおすすめ
- SNS上の投稿をマーケティングに活用するなら、APIを利用できて、リアルタイムのデータ収集・分析が行えるツールを導入すると良い
SNSのデータを収集するメリット
SNS上で自社ビジネスや業界に関するデータを収集すると、以下のようなメリットがあります。
- 顧客の素直な意見を把握できる:SNSでは商品に関する感想やレビュー、批判などが多数投稿されているため、アンケートでは集めにくいユーザーの生の声がわかる。
- 市場のトレンドを迅速にキャッチできる:SNSの投稿は流動性が高く新しい情報が入ってきやすいため、市場で現在何が流行っているのか、トレンドをいち早くつかむのに向いている。
- 競合他社の動向を分析できる:SNSでは競合他社の動きやユーザーの反応も調査できる。ライバルの強みや弱み、施策が上手くいっているか、自社に取り入れられる点はないかなど、さまざまな視点から競合の動きを分析できる。
SNSを利用したマーケティング方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
SNSマーケティングとは?効果的な手法と7つの成功事例を解説
SNSのデータを収集する方法
SNSのデータを収集する主な方法は、以下の通りです。
- SNSのAPIを利用する
- サードパーティデータを業者から購入する
- SNSデータ収集ツールを使用する
- Webスクレイピングを行う
それぞれの手法を詳しく解説します。
SNSのAPIを利用する
1つ目は、SNSのAPIによる収集です。APIとはソフトウェアやシステムと外部のプログラムがやり取りするための仕組みを指す用語で、多くのSNSでは公式でAPIを提供しています。APIを使用したアクセストークン(ユーザーのアクセス認証情報)により、プログラムを利用したデータ収集が可能です。
プラットフォームが公式に提供しているため信頼性が高く、個人の投稿から全体のトレンド、特定利用者の情報までリアルタイムにデータを集められるメリットがあります。ただ、自社で活用する際は、APIに関する技術的な知識が必要です。
サードパーティデータを業者から購入する
2つ目は、サードパーティデータ提供業者からデータを購入する方法です。サードパーティとは、第三者を意味する用語で、プラットフォームと契約を交わし、情報を収集・販売している業者からさまざまなデータの購入ができます。
サードパーティを利用すると、自社でデータを収集する手間を省けるのがメリットです。ただ、コストは高くなります。また、会社によってデータの信頼性や品質に差が出る場合も多いため、あらかじめ情報精度や業者の評価などを確認しておく必要があるでしょう。
SNSデータ収集ツールを使用する
3つ目は、専用ツールを使った方法です。APIやスクレイピング(必要なデータを抽出する技術)などを利用してSNS上の投稿やトレンド情報などを収集・分析できる専用プログラムをSNSデータ収集ツールといいます。ツールを活用すれば、自動的・効率的なSNSでのデータ収集が可能です。
さらに、分析機能が充実している場合が多く、単にデータを集めるだけでなく、レポートにまとめてくれたりもするため情報を活用しやすくなります。多くのツールはクラウドで提供されているため、自社で管理する必要がないのもメリットです。
Webスクレイピングを行う
4つ目は、Webスクレイピングを利用する方法です。Web上のデータから必要な部分を抽出したり、要らない情報を削ったりして、自動的にデータを収集する手法をスクレイピングと呼びます。ネット上に公開されている情報から幅広く収集できるのがスクレイピングのメリットです。
ただ、HTML、XMLコードの解析が必要なため、SNSの利用規約違反と判断される可能性があります。スクレイピング自体は違法ではないものの、プラットフォームが規約で禁止しているケースは、特に商用利用では法的リスクが伴う場合もあるため注意が必要です。また、データの正確性が保証されていないのもデメリットといえます。
Webスクレイピング禁止のSNSとは?
多くのSNSでは、Webスクレイピングが規約により禁止されているのが一般的です。有名なところでは、以下のSNSで禁止されています。
- X(旧Twitter)
- YouTube
- TikTok
Webスクレイピングが禁止されている主なSNSと、詳しい規約の内容をみていきましょう。
FacebookはMeta社が運営する実名登録制のSNSです。Facebookでは利用規約のなかで、Meta社の許可を受けずにスクレイピングなどの自動化手段を用いてFacebookのデータにアクセスする行為は禁止されています。
「3.弊社から事前の許可を得ることなく、自動化手段を用いて弊社製品のデータにアクセスしたり、データを取得したりすること、およびアクセス許可のないデータへのアクセスを試みることは禁止されています。」
引用:Facebook利用規約「3.2 Meta製品で共有可能なコンテンツおよび認められる行為」
Instagramは、FacebookのMeta社が運営する写真や動画の投稿をメインとしたSNSです。Instagramの利用規約では、不正な情報取得の方法として、自動化された手段を用いた情報アクセス・データ収集があげられており、スクレイピングが禁止されています。
「不正な方法を用いて、アカウントの作成、情報へのアクセス、または情報の取得を試みることは禁止されています。
これには、弊社から明示的な許可を得ることなく、自動化された手段を用いてアカウントを作成したり、情報にアクセスしたり、情報を取得したりする行為が含まれます。」
引用:Instagram利用規約「4.2 Instagramで禁止されている行為」
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)はX社が運営している短文投稿をメインとしたSNSです。Xの利用規約では、公式が提供する以外の方法でのデータ取得は、自動化されているかどうかに関わらず禁止です。また、規約にはスクレイピングのワードがはっきりと書かれ、禁止行為であると明記されています。
「当社の現在利用可能な公開インターフェース以外の方法(自動プログラムか否かを問わない)での、本サービスへのアクセスもしくはその探索またはアクセスもしくは探索の試み(ただし、当社との個別契約で特に許可されている場合は除く)(注記: 本サービスへのクローリングまたはスクレイピングを、当社による事前の書面での同意がないまま行うことは明示的に禁止されています)」
YouTube
YouTubeはGoogle社が運営している世界最大の動画共有プラットフォームです。YouTubeの利用規約では、自動化された手段を用いたデータ収集のみでなく、アクセスそのものが禁止されています。スクレイピングも自動化された手段に含まれるため、YouTubeでは禁止行為とされています。自動化が禁止されているのは、不正な再生数増加などを防ぐためと考えられます。
「3. 自動化された手段(ロボット、ボットネット、スクレーパなど)を使用して本サービスにアクセスすること。」
TikTok
TikTokは、中国のByteDance社が運営しているショート動画の投稿をメインとしたSNSです。TikTokの利用規約でも、制限される行為として自動化されたスクリプトを使用した情報収集が明記されており、スクレイピングは禁止となっています。
「本サービスから情報を収集するために自動化されたスクリプトを使用することまたは本サービスと何らかの交信を行うこと」
引用:TIKTOKサービス利用規約「5.お客様による本サービスのご利用」
SNSのデータ収集はAPIの活用がおすすめ
SNSでユーザーのデータ収集を行う際は、APIを活用した収集ツールや自社で開発したツールを利用するのが最もおすすめです。反対に、スクレイピングは多くのSNSが利用規約で禁止しているため推奨できません。
APIを利用したデータ収集には、以下のメリットがあります。
- SNSから公式に提供されているため、最新の正確な情報を取得可能でトレンドやユーザー動向を把握しやすい
- スクレイピングのように規約で禁止されておらず、セキュリティリスクや法的リスクも軽減できるため安全に利用できる。
- 自社でツールを開発する際も一から機能を開発しなくて良い
SNSのデータ収集にAPIを活用する際の注意点
SNSのデータ収集にAPIを活用する際の注意すべきポイントは、以下の通りです。
- SNSの利用規約を確認する
- 収集できるデータの内容や料金体系を確認する
- 著作権・プライバシーを尊重する
- システムを開発する場合はアクセスや負荷を適切に制御する
APIを使ったデータ収集の注意点をみていきましょう。
SNSの利用規約を確認する
1つ目は、SNSの利用規約の確認です。SNSごとに利用規約が異なるため、事前に確認しておく必要があります。APIそのものはプラットフォームが提供しているため、情報収集自体が問題になる可能性は低いものの、データの活用方法や範囲が制限されている場合があるため注意が必要です。
万一、利用規約に違反するとAPIの利用制限やアカウント停止のリスクが発生します。SNSの規約改定でAPIの利用ポリシーが変更される場合もあるため、定期的に最新情報を確認しましょう。
収集できるデータの内容や料金体系を確認する
2つ目は、取得できるデータの内容や利用料金の確認です。SNSによって取得できるデータの種類が異なるため、事前に仕様を確認して自社が欲しい情報を収集できるか把握しておく必要があります。
また、データ取得の回数や量などにも制限が設けられているケースがあるため確認が必要です。SNSによっては、無料で利用できるAPIのほかに有料プランが用意されていて取得できるデータが違う場合もあり、事前に料金体系を把握して自社にあったプランを選択するのも大切です。
著作権・プライバシーを尊重する
3つ目は、著作権・プライバシーの尊重です。APIを利用したデータ取得では、SNSの利用規約だけでなく、ユーザーのプライバシーや法律面への配慮も求められます。収集したデータには個人情報が含まれる場合があるため、適切に取り扱わなくてはなりません。また、データのなかには著作権で保護される情報が含まれる可能性もあります。
特に、データを第三者に提供する場合には、著作物や個人情報保護などに対する法的リスクを考慮する必要があるでしょう。APIの規約と法律の両方に配慮して、データの匿名化や保護対策を実施する必要があります。
SNSにおける著作権侵害や個人情報保護について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
SNSで著作権侵害になる事例とは?企業における有効な対策方法も解説
SNSによる個人情報流出の事例を紹介|企業のリスクや有効な対策も解説
システムを開発する場合はアクセスや負荷を適切に制御する
4つ目は、システムを開発する場合のアクセスや負荷の適切な制御です。自社システムを開発する際は、APIのアクセス制限を越えたり、大きな負荷をかけたりしないよう注意する必要があります。
APIにはリクエスト回数の上限があるため、適切なアクセス制御を行わなければなりません。過剰なリクエストを送るとトラブルにつながる恐れがあります。また、短時間に大量のリクエストを送って負荷をかけすぎないように、うまくアクセス量を調整したり、間隔を分散したりできるシステムを設計しましょう。
SNSで収集したデータの分析・活用方法
SNSで収集したデータを分析・活用するには、以下のような方法があります。
- 競合分析に活用する
- 市場トレンドの把握に活用する
- 口コミを参考にした商品・サービス改善に活用する
- リスクモニタリングに活用する
- プロモーションの効果測定に活用する
SNSから取得したデータの利用方法を詳しくみていきしょう。
競合分析に活用する
1つ目は、競合分析に活用する方法です。競合企業や商品に対するSNS上の投稿内容やエンゲージメントを分析すれば、ユーザーからの評判や市場シェアなどがわかり、自社のマーケティング戦略に活かせます。
競合との比較により、ライバル企業の情報はもちろん、自社の強み・弱みも明確化できるはずです。競合企業のキャンペーンやマーケティング手法を把握して、自社にない部分は積極的に取り入れ、他社より優れている部分は強みとして伸ばしていくなど、マーケティング戦略へ反映させていきましょう。
市場トレンドの把握に活用する
2つ目は、市場トレンドの把握に活用する方法です。SNSの投稿内容やキーワード、ハッシュタグなどの傾向を分析して、市場の変化や流行・トレンドなどの把握に役立てます。流行っている話題や消費者の関心が何に向いているのかをキャッチすれば、自社の新商品開発やプロモーションに活用可能です。
SNS上のトレンドによって、今まで自社になかった視点が生まれてくるかもしれません。トレンドの変化を細かく追っていけば、消費者の潜在的なニーズも捉えられるでしょう。
口コミを参考にした商品・サービス改善に活用する
3つ目は、投稿された口コミを参考に商品・サービスの問題点を改善する方法です。SNSに投稿されるユーザーのさまざまな口コミやレビューを分析すると、消費者のクレームや不満が可視化され、商品・サービスの改善点が見つかります。
集めた投稿はポジティブとネガティブ、それぞれの意見に整理してマーケティング戦略に反映させましょう。今まで社内で気づかなかった、思わぬ不満や斬新な商品の使い方など、新しい視点から自社商品・サービスの課題や魅力を発見できる可能性があります。
リスクモニタリングに活用する
4つ目は、リスクモニタリングに活用する方法です。SNS上で集めたデータは、ブランドの評判管理や危機管理にも役立ちます。近年、SNSへの投稿がきっかけで企業が炎上するケースも珍しくありません。ユーザーの意見や公式アカウントの投稿など、炎上原因はさまざまです。
SNSで炎上リスクやネガティブな投稿を監視していれば、問題が起きても迅速な対応が可能になります。リスクを素早く察知すれば、事前に対策を講じて被害を最小限に抑えられるでしょう。
SNSにおける企業の炎上原因や対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
プロモーションの効果測定に活用する
5つ目は、プロモーションの効果測定に活用する方法です。SNS広告への反応やユーザー投稿からキャンペーンのエンゲージメントを分析して、マーケティング施策の効果を測定します。ユーザーアンケートのような従来の方法では、消費者のデータを集めて効果判定を行うまでに時間がかかりました。
しかし、SNSを活用すれば、リアルタイムで効果をチェックできるため、即座に改善策の検討・実施も可能です。キャンペーンが好評な場合は、反応が良い投稿の特徴を分析して次回の施策に活かしましょう。
SNS分析の種類やポイントなどについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
SNSのデータ収集ツールを選ぶ際のポイント
SNSのデータ収集ツールを選ぶ際の主なポイントは、以下の通りです。
- ツールの種類
- 対応するSNSの数
- API連携の有無
- 機能性
- 収集できるデータ量と処理速度
- ランニングコスト
データ収集ツールの選び方を詳しく解説します。
ツールの種類
1つ目のポイントはツールの種類です。SNSのデータ収集ツールには、いくつかの種類があり、それぞれ用途が異なります。導入の際は、自社の目的や活用したいSNSに合ったツールを選定しましょう。
代表的なデータ収集ツールのカテゴリーは、以下の通りです。
- ソーシャルリスニングツール:SNS上の投稿や口コミなどリアルタイムで収集・分析できるツール。ユーザーの意見や反応、感情、トレンドなどを把握するのに適している。
- SNSアカウント運用ツール:SNSの公式アカウントの運用を支援するツール。投稿の効果測定やフォロワーの動向分析などができ、効果的・効率的なアカウント運営が行える。
- テキストマイニングツール:SNSの投稿データを解析してキーワードの頻出傾向や感情分析が行えるツール。投稿内容の傾向を掴めるため、消費者心理の把握やマーケティング施策に活用できる。その他ツールの機能として利用できるケースもある。
ソーシャルリスニングツールについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
ソーシャルリスニングツールの選び方とは?比較のポイントを詳しく解説
対応するSNSの数
2つ目は、ツールが対応しているSNSの数です。データ収集ツールによって対応するSNSが異なるため、導入の際には利用できるSNSの種類を確認しましょう。まずはFacebook・Instagram・X(旧Twitter)・YouTube・TikTokといった主要なSNSに対応しているかをチェックします。
SNSによってデータの取得範囲や提供されるAPIの仕様が違うため、どのSNSのどのデータが取得できるのかも事前に確認する必要があります。一つのツールで複数のSNSデータを一括収集できるのか、SNSごとに別のツールを使う必要があるのかも検討しておきましょう。
API連携の有無
3つ目は、API連携の有無です。データ収集ツールにもさまざまな仕様があるため、SNSの公式APIを利用して情報を取得できるツールかどうかを確認しましょう。
公式APIを利用しているツールは、正確かつ信頼性の高いデータを収集できます。また、規約違反のリスクが低く、安全なデータの取得・活用が可能です。反対にAPIを利用していないツールの場合は、Webスクレイピングでデータを収集している恐れがあるため避けたほうが良いでしょう。
機能性
4つ目はツールの機能性です。収集したデータをどのように分析・活用できるかは、ツールの機能・仕様によって大きく異なるため事前の確認が大切です。データ収集ツールを選ぶ際は、以下のような機能が備わっているかチェックしましょう。
- データの可視化機能:取得したデータをグラフやチャートで可視化する機能。視覚的にわかりやすいレポートを作成できるツールかどうかは利便性を左右する重要なポイントになる。
- 分析機能:投稿の反響やユーザーの感情分析など、取得したデータをもとに分析する機能。AIを活用したトレンド予測や自動レポート生成機能などが備わっているかも確認する。
- エクスポート機能:収集したデータをCSVやExcel形式で出力する機能。他の分析ツールと連携できるかも重要な選定ポイントになる。
収集できるデータ量と処理速度
5つ目は、収集できるデータの量と処理速度です。ツールごとに取得できるデータ量や処理速度が異なるため、選定の際には、以下の性能を把握しておく必要があります。
- 収集できるデータの量:全データから取得できるツールもあれば、部分的に抽出したサンプリングデータを収集するツールもある。
- リアルタイムデータの取得が可能か:リアルタイム・定期更新・手動取得など、データの取得頻度と取得期間を確認する。
- 処理速度とパフォーマンス:大量のデータを高速で処理する能力をチェックする。サーバー負荷が大きいツールだと、処理が遅くなったり、データ取得に時間がかかったりする可能性があるため注意が必要。
ランニングコスト
6つ目は、ツールを利用するためのランニングコストです。選択したツールが有料プランの場合は、ランニングコストも確認する必要があります。SNSのデータ収集は長期的に実施してはじめて効果を得られるため、継続可能なコストであるかが重要です。そのため、中長期的に無理なく使い続けられるツールでなくてはなりません。
自社が求めるデータを取得するのに必要な機能や性能を明確にしたうえで、適切なコストのツールを洗い出し、比較検討すると良いでしょう。
SNSのデータ収集・分析には「Buzz Finder」
「Buzz Finder」はSNSの投稿データを収集・分析して企業のマーケティング戦略やブランドセーフティに活用できるソーシャルリスニングツールです。X(旧Twitter)公式の全量投稿をほぼリアルタイムに監視して分析・通知を行い、炎上リスクの早期発見や効率的なVOC分析を可能にします。
「Buzz Finder」の主な機能は、以下の通りです。
- X(旧Twitter)公式全量データ監視:業界最速水準でリアルタイムに監視を行い、レポートや投稿急増時のアラートメールを送信。
- 複数メディアの投稿分析:X(旧Twitter)以外のSNSや掲示板、ニュースサイトなどのデータ分析・収集にも対応。
- データ収集の最適化:キーワード収集時のノイズ除去や専門コンサルタントによる分析でSNSの活用をサポート。
続いては、実際に「Buzz Finder」を導入して事業に活用している企業様の事例を紹介します。
導入事例|情報通信サービス業 様
ある情報通信サービス会社様では、ネット炎上時のメディア対策やSNS上の投稿を自社サービスの改善に活用するため「Buzz Finder」を導入しています。「Buzz Finder」のリスク通知とレポートにより事前にSNSの動きを把握して、的確なメディア対応と迅速なプレスリリースが可能になりました。
また、SNS上でのユーザー投稿が社内で広く共有されるようになったため、サービスに対する改善意識の高まりやお客様センターの対応力向上などの効果が現れています。
SNSのデータ収集・分析はマーケティングに役立つ大切な施策
SNS上での投稿データの収集・分析を行うと、市場のトレンドやユーザーの生の声を把握したり、競合他社の分析に活用できたりとさまざまなメリットがあります。SNSデータ収集は現代の企業にとって、企業のマーケティング戦略に欠かせない大切な施策といえるでしょう。
SNSでデータを取得する際は、規約に違反しない方法を選択する必要があります。なかでも最適といえるのが、「Buzz Finder」のようにリアルタイムで投稿を収集・分析できるソーシャルリスニングツールです。SNSのデータを収集・分析してマーケティングに活用したいとお考えの方は、ぜひ「Buzz Finder」の導入を検討してみてください。
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