魚拓
魚拓の概念と活用法について解説します。
魚拓の概念と活用法について解説します。
インターネットにおける魚拓とは、Webページを特定の状態で保存・記録することを指し、主に情報の保管や引用に活用されます。インターネットは絶えず情報が更新され、昨日見たページが今日は見られなくなることも少なくありません。こうした流動性の高いWeb環境で情報を記録するための方法の1つが魚拓です。
インターネットにおける魚拓とは、Webページを特定の状態で保存・記録することである。一般的には、Webページをコピーしてクラウドに保存する、PDF化するなどのサービスを利用することを指し、Webページ用やX (旧Twitter)用などがある。また、魚拓した内容は基本的に編集できない仕組みになっている。
ツイートを保存できるX (旧Twitter)魚拓は、特定のツイートが後から削除された場合や、内容が変更された場合でもその時点での情報を保存しておくために利用される。例えば、競合企業の重要なツイートを魚拓として保存することで、その企業の戦略や動向を分析する材料にできる。これは、企業間競争が激しい現代においては、有益な情報収集手段となり得る。
X (旧Twitter)魚拓は、自社や他社、あるいは業界に関する重要な発言やニュースを追跡し、記録するのに有用だ。
しかし、魚拓を活用する際は注意も必要である。例えば、魚拓を公に共有する際は、その内容が本当に公開されるべきものか、また、プライバシーを侵害する可能性はないかを慎重に考慮する必要がある。公に共有するべきでない情報が漏洩すると、法的な問題や企業の信頼性を損なうリスクがあるからだ。また、自社の不適切な発言や行動が魚拓として保存・拡散される恐れもあるため、情報発信には十分に注意する必要がある。魚拓は強力なツールであるが、適切な使い方を心がけることが大切である。
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