2024/03/12
ビジュアルIVR
【2023年度版】営業時間外に、実際に利用して最もよかった問い合わせ方法は何か
NTTコム オンラインでは、日常生活において、コールセンターに電話をすることがある20代以上の男女1053名に調査を行いました。
このレポートはこんな方におすすめです。
- コールセンター部門の企業担当者の方
- 応答率の低さにお悩みの方
- お客様自身で課題解決できる方法を模索されている方
前回は、「営業時間外に、実際に利用したことがある問い合わせ方法」について、調査しました。今回は「営業時間外に、実際に利用して最もよかった問い合わせ方法」について調査結果をご紹介します。
「営業時間外に、実際に利用して最もよかった問い合わせ方法」の調査結果は以下の通りです。
前回の「営業時間外に実際に利用したことがある問い合わせ方法」と同じ、折り返し電話予約フォームへの誘導、チャットボット、自分が求めている回答があるWebページへの誘導、有人チャットの順での回答となりました。
男女別に見てみましょう。
男女別ではチャットボットと自分が求めている回答があるWebページへの誘導が逆転しています。チャットボットを使ってよかったと回答したのが男性は18.4%、女性が22.8%と女性が多く、自分が求めている回答があるWebページへの誘導が良かったと回答したのが、男性は21%、女性が18.3%と男性が多い結果となっています。
次に世代別に見てみましょう。
20代の男性で26.7%、40代の女性では28.1%チャットボットと使ってよかったと回答しています。若年層では、必ずしも会話または有人による問題解決を望んでおらず、便利なデジタルチャネルが存在すれば、使いこなし、問題解決に結びつくアクションを行っていることが推測されます。
なお、全世代の40%~50%の男性が折り返し電話予約フォームへの誘導が良かったと回答をしており、女性では60代の56.1%が電話予約フォームへの誘導が良かったと回答しています。
世代を見ると50代(51.9%)と60代(48.2%)の男性、60代女性(56.1%)が多く折り返し電話予約フォームへの誘導を使ってみてよかったと回答しています。
営業時間外の誘導においても、オペレータとの「会話」による問題解決を求めることが多いことが分かります。
また、フリーコメントでは以下の回答がありました。(一部抜粋)
- 後日の問い合わせに移行できる。
- 待ち時間が長くなっているというアナウンス後に切られたため、かけなおしたら着信が時間外となった。せめて時間内に受け付けて待っている人数や見込まれる待ち時間、翌日の受付開始時間の案内はほしい。
- メールを送っておけば、次の日に返事が来るので、急がない場合はこちらで十分だから
上記回答でも顧客は、営業時間外に電話をかけたとしても、問題解決に紐づくチャネルまたは情報が欲しいことが分かります。
モバイルウェブのビジュアルIVRは営業時間外にSMS経由で折り返し電話予約フォームへ誘導が可能です。事前に電話をフォームで受け付けることで、翌日の呼量を減らす効果が期待できます。
次回は、「SMSの利用頻度と企業から送信されるSMS」について、報告します。
調査概要
- 調査テーマ:日常生活に関する調査
- 調査対象:20代以上の男女1053名
- 調査実施期間:2023年8月28日~2023年8月29日
- 総回答数:1053サンプル
- 調査方法:インターネット調査
- 調査機関:
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
NTTコム リサーチ
このレポートにはこんな設問が記載されています。
- コールセンターに電話を掛ける前にどんな行動をとりますか。
- なぜWebを使った解決を試みましたか?
- 解決を試みるために使った手段を選択してください。
- コールセンターに電話を掛けた理由を教えてください。
- コールセンターに問い合わせて、問題が解決しましたか?
- 問題解決にはオペレーターへの相談が必要でしたか?
- オペレーターへの相談が必要であった理由をお答えください。
- 電話がつながらなかった場合、どのような対応を期待しますか?
- コールセンターに電話をかけた時に、もし営業時間外だった場合、どのような誘導を期待しますか。
- 営業時間外に、実際に利用したことがある問い合わせ方法は何ですか?
- オペレーターによる電話での対応以外で実際に問題解決に繋がったツールはどれですか。
- 今後(も)利用したい手段をご選択ください。