2017/8/8
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、過去3年以内に転職エージェントに登録した人を対象に、顧客ロイヤルティを図る指標であるNPSのベンチマーク調査を実施しました。有効回答者数は1,178件でした。
転職エージェント6社のうち、NPSのトップはJACリクルートメント(-33.0ポイント)。最下位の企業との差は20.1ポイントであり、6社の平均は-41.2ポイントとなった。
業界全体でもっとも回答が多かった推奨度は「5(どちらともいえない)」の25.1%となった。
2017年転職エージェント部門NPS第1位 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントインタビュー
「企業の信頼性」「キャリアアドバイザーのカウンセリング力」など15の要因別に重要度および満足度をきいたところ、満足度が高かったのは、1位「登録手続きの簡単さ」、2位「企業の信頼性」、3位「ブランドイメージのよさ」。一方、満足度がもっとも低かったのは、「転職先決定後のアフターフォロー」。
重要度が高いにもかかわらず、満足度が伸びなかった(重要度と満足度のギャップがもっとも大きかった)項目は、「キャリアアドバイザーのカウンセリング力」、「紹介案件の質の高さ」、「紹介案件数の豊富さ」、「応募時や企業面接前後の的確な情報提供」など、キャリアアドバイザーが提供するサービスが並んだ。一方、サイトの使いやすさなど、インフラ的な項目では、重要度と満足度のギャップは比較的小さかった。
利用する際の決め手となった情報源を調査したところ、1位は「転職エージェントのウェブサイト」(59.1%)、2位は「比較サイトでの評価」(25.7%)、3位は「家族や友人・知人からのお薦め」(口コミ)(22.4%)、4位は「利用者によるウェブサイトやブログ」(14.3%)。
決め手となった情報源別にNPSを比較したところ、「転職エージェントのウェブサイト」は平均-34.9ポイント、「比較サイトでの評価」は-29.4ポイント、「家族や友人・知人からのお薦め」(口コミ)は-22.0ポイント、「利用者によるウェブサイトやブログ」は-16.0ポイントとなった。
情報源上位の項目の中では、「家族や友人・知人からのお薦め」や「利用者による」コメントなど、リアルおよびウェブでの口コミ関連項目の平均NPSが高くなった。
過去1年間に発信したポジティブな口コミの人数を見ると、「推奨者」は2.5人と、「批判者」の約5倍、口コミを発信している。
NPSベンチマーク調査2017、転職エージェント業界部門で見事第1位を獲得した株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント。グローバル案件への強みやマネジメント層にフォーカスした人材紹介が高く評価され、成長を続けてきました。一人のコンサルタントがキャンディデイト(求職者)と、採用企業を担当する「両面型」のスタイルを取り入れるなど、顧客ロイヤルティ向上を支える特徴ある取組みについてお伺いしました。
転職関連サイト・転職エージェントのNPS(ネットプロモータースコア)およびロイヤルティ要因についての分析レポートです。
スカウトサービスの利用有無別NPSや、転職により実現できたことについても掲載しています。是非ご覧ください。