【NPS®(顧客推奨度)ベンチマーク調査 2018】
転職関連サイト・転職エージェントおすすめランキング

転職エージェント部門は全体のロイヤルティ上昇がみられる一方、転職関連サイト部門は各社間の差が大きい結果に

2018/10/10

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、転職エージェントおよび転職関連サイトの利用者を対象に、顧客ロイヤルティを測る指標であるNPSのベンチマーク調査2018を実施しました。有効回答者数は、転職エージェント部門1,301件、転職関連サイト部門1,306件でした。

<調査対象企業(アルファベット順、50音順)>
転職エージェント部門:
DODA(デューダ)エージェントサービス、エン エージェント、ジェイエイシーリクルートメント、パソナキャリア、マイナビエージェント、リクルートエージェント

転職関連サイト部門:
BIZREACH(ビズリーチ)、DODA(デューダ)、Indeed(インディード)、エン転職、マイナビ転職、リクナビNEXT

最新版調査レポートダウンロード

データ購入お申込み

転職エージェントNPS1位はリクルートエージェント、転職関連サイト1位はIndeed(インディード)

転職エージェント6社のうち、NPSのトップはリクルートエージェント(-33.2ポイント)となり、最下位の企業との差は7.7ポイントでした。また、転職エージェント6社の平均は-37.5ポイントとなり、昨年比+3.7ポイントとなりました。特に、業界全体で求人情報の豊富さや、キャリアアドバイザーへの評価が上がる中、下位企業のNPSが大幅に伸び、業界全体のNPSの向上につながりました。
また、今回第1回目の実施となる、転職関連サイトNPSベンチマーク調査対象企業6社のうち、NPSのトップはIndeed(インディード)(-25.5ポイント)となり、最下位の企業との差は34.3 ポイントでした。転職関連サイト6社の平均は-44.5ポイントとなりました。
転職エージェント部門では、NPSトップ企業とボトム企業との差が7.7ポイントと比較的小さく、各社一定の評価を得た結果となりましたが、転職関連サイト部門では、NPSトップ企業とボトム企業との差が30ポイント以上となり、特徴が打ち出せている上位サイトと、その他のサイトの間でNPSに大きな差がみられる結果となりました。

NPS

2018年転職エージェント部門NPS1位 リクルートエージェントインタビュー

2018年転職関連サイト部門NPS1位 Indeed Japanインタビュー

転職エージェント部門では、キャリアアドバイザーの力量が推奨度に大きく影響。1位企業は豊富な求人情報とキャリアアドバイザーに高評価

要因別に満足度と重要度を分析したところ、転職エージェント部門では、「求人案件の質の高さ」といった求人内容に関する部分と、「自分にあった案件を紹介してくれる」や「応募先企業との交渉力」など、キャリアアドバイザーに関連した項目において、重要度が高いにもかかわらず、満足度が伸びなかった(重要度と満足度のギャップが大きかった)ことがわかりました。キャリアアドバイザーに関連する項目は、2017年と比較すると、満足度が上昇しているものの、期待値も高く、依然としてギャップ項目上位となりました。
また、転職エージェント部門におけるNPS 1位のリクルートエージェントは、求人内容への高い評価とともに、キャリアアドバイザーのカウンセリング力やレスポンスのよさが高く評価されていました。

転職関連サイト部門においては、情報の信頼性向上に期待

転職関連サイト部門において、要因別の満足度と重要度を分析したところ、「年収、役職など希望にあった転職の実現」に加え、「求人案件の情報の信頼性」が重要度と満足度の差の大きいギャップ項目となっていました。「求人案件の情報の信頼性」は、要因別の満足度では3位と高評価だったものの、同時に重要度が最も高い項目でもあり、更なる向上を期待されている結果となりました。
また、転職関連サイト部門におけるNPS® 1位のIndeed(インディード)は、求人情報の質量および、検索のしやすさなどのユーザーエクスペリエンスで突出した評価を得ており、高いロイヤルティを実現する結果となりました。

利用の決め手となった情報源1位は、転職エージェント、転職関連サイトとも「対象企業のウェブサイト」。また、転職エージェント部門では、4人に1人が口コミをきっかけに利用

当該エージェントやサイトを利用する際決め手となった情報源を調査したところ、転職エージェントでは、1位「対象企業のウェブサイト」、2位「比較サイトでの評価」、3位「家族・親戚・友人・知人からのお薦め」(口コミ)、4位「利用者によるウェブサイトやブログ」となり、約4人に1人が口コミをきっかけに登録していることが分かりました。
転職関連サイトでは、 1位「当該企業のウェブサイト」、2位「比較サイトでの評価」、3位「テレビやラジオの番組や広告」、4位「家族・親戚・友人・知人からのお薦め」(口コミ)となり、ウェブサイトやメディアの影響度が、転職エージェント部門よりも大きい結果となりました。

利用の決め手となった情報源

図 利用の決め手となった情報源

NPSトップ企業に聞く顧客ロイヤルティ向上の秘訣2018

転職エージェント部門 第1位 リクルートエージェント(株式会社リクルートキャリア)様
~時間がかかっても事業にとって必ずプラスになる。強い決意でNPSを企業文化に~

NPSベンチマーク調査2018、転職エージェント部門で第1位に輝いたリクルートエージェント。転職エージェント業界で圧倒的なシェアを誇る同社ならではのNPS導入の経緯と、NPS浸透や社内文化の醸成のための取り組み、NPSの活用方法について、お伺いしました。

2018年転職エージェント部門NPS1位 リクルートエージェントインタビュー

転職関連サイト部門 第1位 Indeed Japan様
~We Help People Get Jobs. 求職者目線で作られたサービスがロイヤルティを押し上げる~

NPSベンチマーク調査2018、転職関連サイト部門 1位を獲得したIndeed Japan 株式会社。「すべては求職者のために」をキーワードに、2004年にアメリカはテキサス州のオースチンで設立された同社。企業の採用ページや各種メディア、求人サイト等の求人情報を収集し、さまざまな仕事情報を横断的に集積・掲載している世界No.1求人検索エンジン*Indeedについて、求職者への魅力やロイヤルティを高めるための取組み、新たな採用文化の提案について、お伺いしました。

2018年転職関連サイト部門NPS1位 Indeed Japanインタビュー

<調査概要>

【転職エージェント部門】

  • 調査対象企業(アルファベット順、50音順): DODA(デューダ)エージェントサービス、エン エージェント、ジェイエイシーリクルートメント、パソナキャリア、マイナビエージェント、リクルートエージェント
  • 調査対象者: インターネットリサーチモニターのうち上記転職エージェントに登録した人(過去3年以内)
  • 調査方法: NTTコム リサーチによる非公開型インターネットアンケート
  • 調査期間: 2018年8月21日(火)~2018年8月30日(木)
  • 有効回答者数: 1,301名
  • 回答者の属性:
    • 【性別】男性:70.0%、女性:30.0%
    • 【年代】20代以下:29.1%、30代:32.9%、40代:18.8%、50代:10.8%、60代以上:8.4%

【転職関連サイト部門】

  • 調査対象企業(アルファベット順、50音順):BIZREACH(ビズリーチ)、DODA(デューダ)、Indeed(インディード)、エン転職、マイナビ転職、リクナビNEXT
  • 調査対象者: インターネットリサーチモニターのうち上記転職関連サイトを利用した人(過去3年以内)
  • 調査方法: NTTコム リサーチによる非公開型インターネットアンケート
  • 調査期間: 2018年8月21日(火)~2018年8月30日(木)
  • 有効回答者数: 1,306名
  • 回答者の属性:
    • 【性別】男性:62.9%、女性:37.1%
    • 【年代】20代以下:25.0%、30代:28.6%、40代:22.4%、50代:12.0%、60代以上:12.0%
NPSベンチマーク調査レポート最新版【転職関連サイト・転職エージェント】

NPSベンチマーク調査レポート最新版 2020年
【転職関連サイト・転職エージェント】

転職関連サイト・転職エージェントのNPS(ネットプロモータースコア)およびロイヤルティ要因についての分析レポートです。
スカウトサービスの利用有無別NPSや、転職により実現できたことについても掲載しています。是非ご覧ください。