2018/9/5
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、モバイル通信サービスの利用者を対象に、顧客ロイヤルティを図る指標であるNPSのベンチマーク調査2018を実施しました。有効回答者数は4,241件でした。
<調査対象企業9社(アルファベット順、50音順)>
au (KDDI)、IIJmio、mineo(マイネオ)、NTTドコモ、OCNモバイルONE、UQ mobile、Y!mobile(ワイモバイル)、ソフトバンク、楽天モバイル
モバイル通信サービス会社9社のうち、NPSのトップはmineo(マイネオ)で-12.8ポイントとなり、最下位の企業との差は46.0 ポイントでした。モバイル通信サービス9社の平均は-34.2ポイントと、昨年比+3.4ポイントとなりました。
大手携帯キャリア(3社)と、MVNOや大手携帯キャリアのサブブランド(6社、以下MVNOやサブブランド)に分けて分析したところ、MVNOやサブブランドのNPSが-25.4ポイントと、大手携帯キャリアの-51.8ポイントよりも高い結果となりました。また、大手携帯キャリア、MVNOやサブブランドともに昨年よりもNPSが向上していますが、特に大手携帯キャリアにおいては、5ポイント以上の向上が見られました。
2018年モバイル通信サービス部門NPS1位 mineoインタビュー
大手携帯キャリア、MVNOやサブブランドにわけて、19の要因別に満足度と重要度を分析したところ、重要度が高いにも関わらず満足度が伸びなかった(重要度と満足度のギャップが最も大きかった)項目は、両者とも「データ通信料金のお得さ」となりました。2位以降は、大手携帯キャリアでは、「料金体系のわかりやすさ」、「長期割引、家族割引など割引プランの豊富さ」と、料金関連項目が続いたのに対し、MVNOやサブブランドでは、「データ通信の速度」、「つながりやすさ・エリアの広さ」といった通信の品質に関する項目が続きました。
大手携帯キャリアの要因別満足度を分析したところ、2017年と比較して、全19項目で満足度の向上が見られました。特に上昇幅が大きかったのは、「固定インターネット回線とのセット割引のお得さ」、「音声通話料金のお得さ」、「データ通信料金のお得さ」といった料金関連項目となり、料金に関しては、依然としてギャップ項目となっているものの、一定の満足度向上が見られる結果となりました。同時に、お客さまと直接かかわる店舗やカスタマーサポートにおいても、満足度がアップする結果となりました。
MVNOやサブブランドのNPS上位企業は、重要度と満足度に差があった課題項目について、高い評価を得ると同時に、特徴あるサービスが高いNPSに寄与していました。
1位のmineo(マイネオ)は、料金関連項目で業界トップクラスの評価を得ており、また、コミュニティサイトなど、独自性のあるサービスが推奨理由となっていました。2位のA社はデータ通信の質の部分と価格面双方で高い評価を得る結果となりました。
過去1年間に発信したポジティブな口コミの人数を調査したところ、推奨者(推奨度「9」~「10」の回答者)は2.9人と、批判者(推奨度「0」~「6」の回答者)の約5倍、口コミを発信していました。
図 NPSセグメント別過去1年間のポジティブな口コミの件数
NPSベンチマーク調査2018、モバイル通信サービス部門で2年連続の第1位に輝いたmineo(マイネオ)。ブランドのコアなファンを離さないだけでなく、ライトユーザーへの細やかな気遣いも欠かさぬ株式会社ケイ・オプティコムの、この1年の取り組みについてお伺いしました。
Net Promoter®およびNPS®、Predictive NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズ(現NICE Systems,Inc)の登録商標です。
また、eNPSは、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズ(現NICE Systems,Inc)の役務商標です。